Coincidence is God’s way of remaining anonymous.
偶然とは、神が匿名であることを望んだ時に用いる方法である
〜アルベルト・アインシュタイン〜
偶然は存在するの?
私たちは日々の生活の中で様々な出来事に遭遇します。時には、幸運や不運を嘆いたり、偶然かなと考えたりするような事もあると思います。
今回はそんな偶然について考えてみました。
偶然とは、何の因果関係もなく、予期しないことが起こること。
と辞書には記載されています。
でも本当に何も因果関係がないことが起こるのでしょうか?
宇宙が誕生し、地球上に生命が誕生したことは偶然の出来事なのでしょうか?
私たちの生活や、生物全体の将来に起こることには、幸運、不運といった偶然が関与するのでしょうか?
偶然と因果関係の両方が、あらゆる物事を決定する要因であり、偶然はいたるところに存在すると考える科学者もいます。
その一方で、あらゆる物事には因果があり、全ては必然と考える人もいます。
宇宙の誕生は偶然なの?

私は、偶然というものは無いのではないかと考えています。あらゆる結果は、ある原因から生じるのではないかと思うからです。
例えば、宇宙は長い時間をかけ、奇跡と思えるような一連の過程を経て現在の姿になりました。
その長い過程の根本にあるのは、天体物理学者や科学者を、驚嘆させる数々の法則です。
そのことを考えると、宇宙の誕生や、地球上の生命の誕生もまた、たまたま起こった偶然の出来事というのが、しっくりとこないのです。
日々の選択と偶然

私たちは、日々の生活の中で、様々な選択を行なっています。その一つ一つの選択が、自分自身はもちろん、家族や世の中にも、大なり小なり影響を及ぼします。
もしここで、日ごと年ごとに、自分自身に起こる全ての出来事を偶然と考えてみたならば、選択による自分自身へのプラス作用はなくなり、人には自由意志が存在しないことになるのではないでしょうか?
でも実際は、日々何を考え、どう行動するかは、そのほとんどが自分自身の責任であり、そのことによって、良くも悪くも、自分の人生に起こる大部分のことが決まってきます。
突発的な出来事は偶然じゃないの?
私たちの人生が、自分自身の選択によって大きく左右されるとしても、突然起こる事態や、自然界のできごと、予期せぬ人との出会いなどは、私たちが何を考え、どう行動したかとは、直接的には関連がないようにも感じます。
でも偶然に感じるこれらにも、必然的な原因や発端、理由など説明できる起因があります。
ただ私たちは、先を見通すことが出来ないので偶然のように感じるのではないでしょうか。
まとめ

私たちは、望ましい出来ごとは幸運と、望ましくない出来ごとは不運と考えますし
自分たちの生活の中で遭遇する出来ごとや、自然界で起こる事柄の全ての原因を理解できるわけではありません。
偶然を考える時には、アインシュタインが語った言葉を参考にすると理解しやすいのかもしれません。
Coincidence is God’s way of remaining anonymous
偶然とは、神が匿名であることを望んだ時に用いる方法である
〜アルベルト・アインシュタイン〜
神様が起こした出来ごとであるならば、それは必然であるとアインシュタインは考えていたのでしょう。
生きていれば嬉しいことも悲しいことも、様々なことに遭遇します。
実際のところ、偶然があるのか、それらが必然なのかはわかりません。
ただそれらを漠然と偶然だと終わらせるのか、それとも必然ととらえきっかけにするかでは、向かえる未来は大きく変わるのではないでしょうか。