福島県会津若松市を訪れるなら『鶴ヶ城(つるがじょう)』は外せない観光名所です!
鶴ヶ城は戊辰戦争時、新政府軍を相手に約1ヶ月間も籠城したことから、難攻不落の名城としても有名ですよね。
そんな難攻不落の名城は、約630年もの歴史を持ちます。明治7年に城は取り壊されましたが(石垣を除く)、昭和40年に再び赤瓦の鶴ヶ城がよみがえりました。(赤瓦の修復は2011年)
春は桜の名所として、冬には「会津絵ろうそくまつり」が開催され、一年を通して楽しむことができます。また春と秋はお城がライトアップされ、夜も訪れることができるんです。
東京から車で約3時間半で行ける会津若松市。「鶴ヶ城 城址公園」駐車場や、鶴ヶ城の見どころをご紹介します。
「鶴ヶ城 城址公園」駐車場情報
鶴ヶ城には3つの駐車場が完備されています。
- 西出丸駐車場(普通車200台)/ 〒965-0873 福島県会津若松市追手町1-1
- 東口駐車場(普通車130台)/ 〒965-0807 福島県会津若松市城東町1
- 南口駐車場(普通車35台)/ 〒965-0807 福島県会津若松市城東町15
駐車料金・営業時間はすべて同じ。
- 料金:1時間300円 / 以降1時間ごとに100円
- 時間:8:30~18:00
天守閣に一番近いのは西出丸駐車場です。3つの中で一番広い駐車場ですが、観光シーズンは早くに満車になりますので、早い時間に行くのがおすすめ。
駐車場へ行くのに鶴ヶ城の敷地内を進んで行くので、「いざ入城!」という感じで、ワクワクします。

鶴ヶ城・オススメの歩き方

西出丸駐車場からすぐ伸びている梅坂を登れば、すぐに鶴ヶ城天守閣に行くことができるのですが、車で通ってきた道を引き返し、椿門から入るのがおすすめ!


ちなみに椿坂という名前の由来は、戦のとき、敵の首が椿のように落ちる…ということから付けられたとのこと…。さすが難攻不落の名城ですね。
椿坂を登ると、観光案内所があります。この先はお手洗いがないので、駐車場もしくは観光案内所にあるお手洗いで済ませておくと良いですよ。


敷地内はかなり広く、なんと東京ドーム約6個分!
道は舗装されていて歩きやすいですが、かなり歩くことになるので歩きやすい靴で行くのがおすすめです。
この広い敷地内に、滝廉太郎「荒城の月」の歌碑や鐘撞堂(かねつきどう)など、見どころがたくさんあります。

この鐘撞堂(かねつきどう)は戊辰戦争時も毎日鐘が鳴らされ、城外にいた兵士たちの意気もあがったとのこと。今でも正午になると鐘がなります!



会津若松の名城・鶴ヶ城内へ
入場券売場でチケットを買い、いざ場内へ。
入城チケットは3パターン販売しています。
- 鶴ヶ城天守閣・茶室麟閣の共通券〈大人:520円 / 小人:150円〉
- 天守閣のみ〈大人:410円 / 小人:150円〉
- 茶室麟閣のみ〈大人:210円 / 小人:無料〉
茶室麟閣もすごく素敵ですので、共通券がオススメです。

天守閣場内は、天守閣博物館として四層に渡って会津や鶴ヶ城などの歴史を紹介しています。最上層である五層の展望エリアまで、階段で上がっていきます。
一層では年間を通して、様々なテーマで企画展や収蔵品展が開催されています。

四層では、赤瓦を間近でみることができます。実はこの赤瓦があるのは日本ではこの鶴ヶ城だけ。会津の厳しい寒さに負けないよう、表面にうわぐすりを塗ってから焼かれています。

展望エリアからは、白虎隊が眠る飯盛山や、磐梯山(ばんだいさん)など会津若松市の風景を眺めることができます。

天守閣を降りるとお土産コーナーがあります。品揃えが充実していて、地域限定の商品が手に入ります。
茶室麟閣


ときは1951年。会津藩主だった蒲生氏郷(がもう うじさと)は、千利休が豊臣秀吉に死を命じられたとき、彼の茶道が途絶えることを惜しみ、利休の子「少庵」をかくまって、千家の再興を願い出ました。
少庵がかくまわれている間に、氏郷のために作られたのがこの麟閣といわれています。
とても風情のある茶室で、緑がよく映えます。


このエリアにある茶席で、庭園を眺めながらお抹茶とお茶菓子をいただくことができます。(一席:600円)
庭園内を歩くだけでも、『和』を感じられる景色にこころ癒されます。
まとめとして

鶴ヶ城をゆっくり見て回るのに、1時間半〜2時間ほどかかりました。
今回訪れた時期は紅葉にはまだ早く、色鮮やかな景色を見ることはできませんでした。それでも見どころがたくさんあるので、しっかりと鶴ヶ城を堪能できました。
歴史探訪に、散策に、鶴ヶ城を訪れてみませんか。
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