和歌山県にある熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)と大斎原(おおゆのはら)に行ってきました。
旅のメインは高野山巡りだったのですが、せっかく和歌山に行くのであれば!と熊野本宮大社と大斎原にも足を伸ばしてみました。
こちらは、あまりリサーチせずに訪れたのですが、どちらもとても気持ちが良く、訪れて良かったなぁと思いました!
高野山巡りは、弘法大師空海や、高野山での宿坊体験のことを記事にしていますので、興味のある方は是非お読みください。
熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)

高野山から熊野本宮大社までは、車で2時間半ほど。
熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社を合わせて熊野三山と呼ばれており、
高野山や伊勢神宮(三重)、吉野(奈良)から熊野三山をお参りするための道である熊野古道も有名です。
そして、熊野三山の三社は、この熊野本宮大社から回るのが良いとされているのだとか。
(熊野参詣道で最も多くの人が辿る「中辺路」でも、最初に到達するのが熊野本宮大社だそうです。)

鳥居を入ると、杉木立がとても気持ちが良い!思わず深呼吸をしてしまいます。
そして目の前に広がる大階段(158段!)を登って行きます。

階段を上がると、拝殿が見えてきます。

この拝殿の奥にある社殿は、神域のため撮影が禁止されていました。
神域では、夫須美大神(ふすみのおおかみ)・速玉大神(はやたまのおおかみ)、主神の家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)、そして天照大神(あまてらすおおみかみ)が祀られています。
熊野本宮大社では交通安全、大漁満足、家庭円満、夫婦和合などをお祈りすると良いそうです。
境内もとても気持ちの良い空間で、お参りに訪れる人も多くいましたよ。
八咫烏(やたがらす)

熊野本宮大社を訪れた際に、いたるところで目にした3本足のカラス。
これは八咫烏(やたがらす)というそうです。
八咫烏は、日本書紀、古事記の「神武東征」という物語に登場します。神武天皇が、宮崎県(日向)から奈良県(橿原)に都を移し、大和朝廷を開いて初代天皇に即位するまでを描いた物語です。神武天皇が熊野に到着された時、神の使者である八咫烏が奈良まで道案内をしたというエピソードから、熊野三山に共通する「導きの神鳥」として信仰されるようになりました。
熊野本宮大社HPより
実はJFA財団法人日本サッカー協会のマークは八咫烏なんです!よく見ると、確かに足が3本ありました…。

そして八咫ポストも!社務所では、はがきとして投函できる八咫烏ポスト絵馬も販売しているみたいです。
大斎原(おおゆのはら)

熊野本宮大社から歩いてすぐのところに、大斎原があります。
大斎原は熊野本宮大社の旧社地で、明治22年(1889年)8月に起こった大水害の影響で多くの社殿が流されてしまい、
水害を免れた4社が、現在の熊野本宮大社の場所に遷座されました。
大斎原は日本一の高さを誇る大鳥居が平成12年に建てられており、その景色は圧巻でした!
私が訪れたときはお天気に恵まれ、稲穂もたわわに実っており、この景色にとても感動しました。


現在、この鳥居の先には、2基の石祠が祀られています。とても神聖な場所なため、撮影は禁止でした。
凛とした神聖な空気が流れており、熊野本宮大社とはまた違った空気が感じられました。
熊野本宮大社とすぐ近くにあるので、ぜひこちらも訪れてほしいスポットです。
まとめ
いかがでしたか?
本来であれば、熊野本宮大社のあとに熊野速玉神社・熊野那智大社も訪れたかったのですが、それはまた次の機会に持ち越しとなりました。
次回は熊野三山を旅のメインとして、ゆっくりとほかの2社も堪能できればと思います。
ゆったりとした時間の流れている熊野本宮大社・大斎原は、日々の喧騒を忘れて、大きな愛に包まれているような、そんな場所でした。
- 〒647-1731 和歌山県田辺市本宮町本宮100-1<世界遺産熊野本宮館内>
- ☎ 0735-42-0735
- 営業時間は午前8時30分から午後5時まで