自然に道はできるものではない。
人が歩き初めて道ができるのだから。
〜弘法大師 空海・秘密曼荼羅教付法伝(ひみつまんだらきょうふほうでん)より〜
シンプルですが、とても深い言葉ですね。
もしかすると弘法大師 空海が説く道とは、仏の道のことかも知れません。
でも、人が歩んでいく道、人生も同じではないでしょうか。
いかに素晴らしい知恵や教えがあっても、その意味や本質を正しく教えてくれる人がいなければ、
その価値を理解することは容易ではありません。
人類の歴史を振り返ってみても、そこには、たくさんの聖人・賢人がいます。
彼らが身をもって体験し得てきた学びを、他の人間に分け与えてきたからこそ、
いま現在私たちが歩んでいる、人の道があるのではないでしょうか。
道とは生きること

道とは、生きることであり、生きるということは、学んでいくということだと思います。
人は、学ぶことで成長し、周囲の環境を良くしていけるのではないでしょうか。
失敗しながらでも、自ら歩くことで、後人を導けるような人間になりたいですね。
そして、人の道の先に、弘法大師 空海が説く仏の道もあるのではないでしょうか。