新潟県/二千四百年の歴史。越後一宮 弥彦神社は穏やかで優しい気を感じる神社でした。



創建から2400年以上といわれる、弥彦山をご神体とする越後一宮。万葉の昔より「おやひこさま」と慕われ、そして愛されている、とても歴史のある弥彦(いやひこ)神社にお伺いしました。

まずは祓戸神社に参拝

並んだ巨木を抜けると、遠い昔にタイムスリップしたような気になります

駐車場からも、もちろん弥彦神社からも、すぐの場所にある祓戸(はらえど)神社。元々この場所は、弥彦への本街道入り口だったそうです。

祓戸神社は、弥彦神社の境外末社であり、弥彦神社に不浄な物の怪(もののけ)が入らぬよう守り、訪れる人々の罪、けがれを払い除いてくださるそうです。

大きな木々の中に佇む、素朴な社には力強さがあり、昔からこの地を守っていらっしゃるんだなと感じました。

まずは、こちらでけがれを祓い、弥彦神社に参拝されるのが良いのではないでしょうか。

弥彦神社・一の鳥居

弥彦神社・一の鳥居

大きな大きな森の中のような、自然に囲まれた弥彦神社は、一の鳥居をくぐると、とても穏やかな優しい気で迎えてくれます。

心地よい木立を進み、本殿とご神体の弥彦山に近づくにつれ、優しい気はさらに大きくなっていきます。

玉の橋

一の鳥居をくぐり左手にあります朱色の玉の橋。こちらは神様が御渡りになる橋だそうです。

本殿近くの摂社・末社

本殿へむかう手前に摂社・末社があります。

妻戸神社(つまどじんじゃ)・武呉神社(たけくれじんじゃ)・舩山神社(ふなやまじんじゃ)・草薙神社(くさなぎじんじゃ)・今山神社(いまやまじんじゃ)・勝神社(すぐるじんじゃ)・乙子神社(おとこじんじゃ)・二十二所神社(にじゅうにしょじんじゃ)・八所神社(はっしょじんじゃ)・十柱神社(とはしらじんじゃ)

こちらは、空気の澄んだ凛とした気を感じる場所です。

弥彦神社本殿

階段を上り本殿へ
立派な本殿

一般的な神社参拝の作法は、「二礼二拍手一礼」ですが、弥彦神社では、拍手を四度打つ「二礼四拍手一礼」です。弥彦神社以外にも、出雲大社、宇佐神宮も四拍手が作法となっています。いずれも歴史の長い神社という共通点がありますね。

弥彦神社は、初めての参拝でも、穏やかで優しい気で迎えてくださいます。

こちらも心が穏やかになっていくのが分かります。

そして、本殿の奥の弥彦山を見上げていると、山頂の御神廟にも伺いたくなりました。

弥彦山山頂の御神廟

弥彦神社の裏から弥彦山山頂までロープウェイがある事を知り、ロープウェイの駅まで歩いて行きました。

思ったより距離があり、15分ほど森林浴をしながら山道を歩きます。(拝殿脇から無料送迎バスが出ています!!バスだと3分で到着!!)

ロープウェイは大人往復1500円・子ども往復750円です。

5分ほどの搭乗時間ですが、眺望良しです。

御神廟までの道のり

ロープウェイで山頂に到着後、そこから15分ほど山道を歩きます。途中急な階段などもあり、お子さんや年配の方は注意が必要です。

階段の上り下りが続きますが、そんな苦労も吹き飛ぶほど、新潟市内が一望できる景観は爽快ですです。

鳥居をくぐると、1分ほどで御神廟に到着しました。

歩いた甲斐もあり、お参りした後は、とても清々しい気持ちになれました。

社務所にいらっしゃる宮司さんも、とても親切な方で、いろいろお話ししてくださいました。

弥彦神社へは、初めての参拝でしたが、優しくて穏やかな雰囲気は、懐かしくもあり、子供の頃に遊びに行った祖父母の家のような居心地の良さを感じる、また来たいなと思わせてくれる神社でした。

みなさん、新潟へご旅行の際は、参拝されてみてはいかがでしょうか。

  • 弥彦神社
  • 新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦2887ー2
  • TEL:0256-94-2001

おまけ:重軽の石で石占い

火の玉石(重軽の石

石占いのできる、火の玉石、通称「重軽の石(おもかるのいし)」は、弥彦神社の境内にあります。

石占いの方法は、一度石を持ち上げて下ろします。次は心の中で願い事を思いながら持ち上げます。一度めより軽く感じれば、願いは叶い、重く感じれば、すぐには叶わないそうです。

ワタシハオモタカッタデス・・・。