アメリカの心理学者ウィリアム・ジェームズの「幸せだから笑うのではない、笑うから幸せなのだ」という有名な言葉に代表されるように、「笑」という文字はことわざや名言、格言でもよく目にします。
笑うと、私たちの心と体はどのように変化するのでしょうか?
今回はことわざと共に調べてみました。
「笑」が使われている日本の有名なことわざ
- 笑う門には福来たる(わらうかどにはふくきたる)
「笑」の文字が使われていることわざと言えば、一番に思い出されるのではないでしょうか。いつも明るく笑いのある家族には幸せが訪れるという意味です。門(かど)には家族・一族・一門という意味があります。いつも明るく笑いのある家族という時点で幸せですよね。
- 笑いは人の薬(わらいはひとのくすり)
適度に笑うことは、心と体の健康のためには、良い薬になるという意味です。現代医学でも笑う事はとても大切だと言われますから、まさに良い薬ですね。
- 笑って損した者なし(わらってそんしたものなし)
いつも明るくにこにこしている人は、他人に好かれ幸福を招くという意味です。確かにこれも納得できますね。
表情を変えると心と脳をコントロールできる!?

笑顔は、自分だけでなく周囲の人にも、よい心理作用をおよぼすと言われています。
上のイラストを見てください。9つの表情がありますが、笑顔のイラストを見ていると、心が朗らかになり、自分の口角も上がっている事に気づきませんか?
笑顔は伝播し、周囲の人の心にもよい作用をもたらすと言うことが事がわかるのではないでしょうか。

すごいですよね!感情が伴わなくても、笑顔を作る事によって、幸せを感じている時と同じ反応が脳に起こっているという事です。
「幸せだから笑うのではない、笑うから幸せなのだ」という言葉どおり笑顔と幸福感は密接な関係があるのですね。
笑いがもたらす心と体への影響
以下のリストは、世界中の研究者が行った、笑うこと・笑顔が心身へどのような影響を与えるのかを調べた研究結果です。

「笑うこと」「笑顔」には、こんなに沢山のメリットがあるんですね。
まとめとして

私たち人間は、笑うこと・笑顔でいる事で、心にも体にも良い影響がある事がわかりました。
自分はもとより、普段から、肩ひじ張らず無理をしない範囲で、家族や友人、職場の同僚などと笑顔でコミュニケーションをとるだけで、たくさんの人に、幸せのおすそ分けができるのではないでしょうか。
昔から「笑」が使われている「笑う門には福来たる」「笑いは人の薬」という、ことわざは本当でした。
昔の人々は時代が変わっても、人間にとって変わらない大切な事を「ことわざ」を通じて教えてくれているように思います。