「環境の変化」と「不安」は、理想の自分になるための「きっかけ」にしよう



現在、地球上では、さまざまな大きな変化が起こっています。

これまでの私たちが基準としていた価値観は崩れ、個人の生活様式、企業の経済活動、そして自然環境に及ぶ幅広い分野で、新しい価値観が生まれようとしています。

ですが、私たち人間は、慣れ親しんだ環境が変わることを嫌う生き物です。

それは「慣れ」=「安心」・「変化」=「不安」を生物の本能として感じるからです。

でも、「変化」せねばならない状況がやってきているのならば、せっかくですから「変化」を自分のために利用しても良いのではないでしょうか。

理想の自分になるための「方法」と「きっかけ」

考え方を変えて、少しづつステップアップしよう

心が変われば行動が変わる。

行動が変われば習慣が変わる。

習慣が変われば人格が変わる。

人格が変われば運命が変わる。

ウイリアム・ジェームズ

アメリカを代表する哲学者・心理学者のウィリアム・ジェームズ(1842〜1910)は、物事の考え方を変えるという発想が、少しづつ自身をステップアップさせて、やがて、その人の本質を変え、人生を良い方に導くと説いています。

千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす(せんじつのけいこをたんとし、まんじつのけいこをれんとす)

宮本武蔵

日本を代表する剣豪・宮本武蔵(1584〜1645)も、自身が記した「五輪書(ごりんのしょ)」で何かを極めたいのならば何事にも焦らずに、志を持って一歩づつ、日々自身を鍛えて行きなさいと説いています。

ウィリアム・ジェームズも宮本武蔵も、がむしゃらではなく理想の自分になり運命を開拓する方法は、日々、意識して前向きに生活する事で、時間をかけて築き上げていくものだと教えてくれています。

方法はわかったのですが・・・。人は、よほどの刺激(悔しい思いをしたり、別の国で生活を始めるなど)になる「きっかけ」がない限り、今の生活様式を変えたいとは思いませんよね。

でも考えてみてください、現在、世界中が有無を言わせずに変化を始めていることを。それも、「不安」を与えるほどの、とても大きな変化をです。

世界中で起こっている、大きな変化は、今までの価値観を変えようとしているのですから、それならば自分ならではの新しい価値観でやりたかった事や、理想の自分を想像し、考え方や習慣を変える「きっかけ」にしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

環境の変化は、新たな自分との出会い

生き残る種というのは、最も強いものでもなければ、最も知能の高いものでもない。

変わりゆく環境に最も適応できる種が生き残るのである。

チャールズ・ダーウィン(1809〜1882 イギリスの自然科学者)

地球上で起きている、生活様式が変わるほどの大きな変化は、人々に不安や恐れも与えていると思います。

ですが不安や恐れは、実は「起こってもいないマイナスの未来」を自分自身で勝手に想像して生みだした感情にすぎません。そんな不安や恐れは、何も幸せな状況にはつながらないのです。

でも不安や恐れは、物事を考え直す「きっかけ」にはなります。

皆さんも、「環境の変化」を理想の自分に出会うための「きっかけ」として利用してみてはいかがでしょうか。