家族の大切さと幸せに気づく/ヨハン・ゲーテの名言



家族の大切さを教えてくれる ヨハン・ゲーテの名言

王であろうが、農夫であろうが、

自分の家庭に平和を見出すものが

最も幸せな人間である。

ヨハン・ゲーテ

皆さんは、どんな時に心がおだやかになり「幸せだなぁ」と感じますか?

ゲーテは、「どんな立場の人間でも、自分の家で心おだやかに過ごすことができる人が、一番幸せなんだよ」と教えてくれています。

確かに、家で嫌な事があると、外に出ても気分がのらず上手くいかない事ってありますよね。逆に、家で嬉しい事があった時は、一日中上機嫌で、他のことまで上手くいってしまったという経験もあるのではないでしょうか。

家族、そして家族と過ごす家庭って、とても大切な存在なんだと改めて実感しますよね。

でも、いつも顔を合わせていると、ふとした瞬間に存在自体を当たり前と感じるようになり、その大切さを忘れてしまう事もあります。

そんな時は「当たり前」の反対語の「ありがとう」を意識してみてください。

「ありがとう」を言い合える家庭になれば、お互いを大切に想う家族となり、幸せを実感できるのではないでしょうか。

ヨハン・ゲーテってどんな人?

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(1749〜1832)は、ドイツの詩人・劇作家・小説家・自然科学者・政治家・法律家です。

ゲーテは祖父が旅館経営とワインの取引で成功し、一代で財を成した裕福な家庭に生まれます。

ゲーテの父親は教育に高い関心があり、ゲーテも3歳から私立幼稚園で、読み書きや算数等の教育を受け、少年時代にはすでに、英語、フランス語、イタリア語、ラテン語、ギリシア語、ヘブライ語を習得していたそうです。

1755年、ポルトガルのリスボンを中心に死者6万人前後とされるリスボン地震が発生。当時6歳だったゲーテは、この時は神の存在に疑問を感じたようです。

青年になり社交的で幅広い教養をもつゲーテは、多くの著名人と親交を築きました。そして才能豊かなゲーテは、生涯恋の噂が絶えなかったそうです。

たくさんの恋におちたゲーテ。幼い頃はプロテスタントを信仰していたようですが、恋人たちの影響で様々な宗教哲学に触れます。

その結果ゲーテは汎神論(はんしんろん:一切の存在は神であり、神と世界は一体のものだとする宗教観・哲学感)にたどり着いています。

そして25歳の時に出版した「若きウェルテルの悩み」により、ゲーテの名はヨーロッパ中に響き渡ります。その後、政治家としてワイマール公国の宰相も務めたゲーテですが、国枠主義という小さな考えにとらわれる事もありませんでした。

また死の直前まで書き続けられたゲーテの作品は実体験をもとに綴られたものが多く、生涯を通じて人間という存在を追求していった様子がうかがえます。(ゲーテは代表作でもある「ファウスト 第二部」を完成させた翌年に亡くなっています)

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテは詩人・劇作家・小説家・自然科学者・政治家・法律家という幅広い分野で活躍し、とことん人間追求に生涯をかけた超人だったのではないでしょうか。

まとめ

王であろうが、農夫であろうが、

自分の家庭に平和を見出すものが

最も幸せな人間である。

ヨハン・ゲーテ

「あなたの幸せって何ですか?」と質問されたら、どう答えますか?

普段の生活とは違った特別なことが頭にうかびそうですが、「一番の幸せ」はとても身近なところにあるんですね。

家庭での時間を心おだやかに楽しく過ごせたら、毎日、上機嫌で幸せに過ごせますよね。

「幸せ」を手に入れようと思うと、なぜだか遠い場所へ探しに行くものだと思ってしまいませんか?でも、ちゃんと見ていなかっただけで、本当は「幸せ」はもっともっと近くに存在するものなんですね。